メートルねじの呼び方の読み方(M8 x 1.25 など)
メートルねじの呼び方は、短い記号の並びです。M は ISO メートルねじを表し、最初の数字は呼び径(mm)、x の後ろの数字はピッチ(mm)です。つまり M8 x 1.25 は、山と山の間隔が 1.25 mm の直径 8 mm のねじです。M8 のようにピッチが書かれていなければ、その直径の標準である並目ピッチを意味します。3つ目の数字が続く場合は、たいてい長さです。M8 x 1.25 x 30 は長さ 30 mm になります。規格の一覧と照らし合わせるには、メートルねじのサイズ表を開いてください。
要点
- M = メートル、次が直径(mm)、その次がピッチ(mm)です。ピッチは隣り合う山の間の距離であり、1インチあたりのねじ山数ではありません。
- ピッチが書かれていなければ並目です。細目ピッチは必ず書かれます。
- M8 x 30 の 30 は長さで、ピッチではありません。
- 6g や 6H のような文字は公差等級です。省略された場合は、標準の等級が適用されます。
呼び方の構造
M8 x 1.25 – 6g を、左から順に読んでみましょう。
| 部分 | 意味 |
|---|---|
| M | 汎用の ISO メートルねじ |
| 8 | 呼び外径 8 mm |
| x 1.25 | ピッチ。山と山の間隔が 1.25 mm |
| 6g | 公差等級(小文字の g はボルトやねじなどのおねじを示す) |
区切りの記号は一定ではありません。M8 x 1.25、M8×1.25、M8-1.25 はどれも同じ意味で、カタログごとにレイアウトに合う書き方が使われます。ISO 261 は、これに適合するねじは ISO 965-1 に従って表記すると定めており、等級の体系はそちらにあります。
並目ピッチが標準で、細目ピッチは明記される
規格化された各直径には、並目ピッチが1つだけあり、ISO 261 とその抜粋である ISO 262 に載っています。これはその直径の通常のピッチなので省略でき、M8 は M8 x 1.25 を意味します。細目ピッチは意図的な選択なので、必ず呼び方の中に書かれます。
| 呼び方 | 直径 | ピッチ | シリーズ | タップ下穴径 |
|---|---|---|---|---|
| M6(または M6 x 1) | 6.0 mm | 1.0 mm | 並目 | 5.00 mm |
| M6 x 0.75 | 6.0 mm | 0.75 mm | 細目 | 5.25 mm |
| M8(または M8 x 1.25) | 8.0 mm | 1.25 mm | 並目 | 6.80 mm |
| M8 x 1 | 8.0 mm | 1.0 mm | 細目 | 7.00 mm |
ピッチ 1.0 mm に注目してください。M6 では並目ピッチで、M8 では細目ピッチです。「x 1」だけでは意味が決まらず、前にある直径によって変わります。そのため、ピッチゲージの結果は必ず直径と合わせて読み、単独では判断しないでください。
最後の数字が長さのとき
ねじの注文では長さも添えることが多く、これが最もよくある読み違いの原因になります。M8 x 1.25 x 30 は、直径、ピッチ、長さの順です。ところが並目ピッチを省くと、同じねじが M8 x 30 と書かれ、x の後ろの数字が長さになります。ピッチ 30 mm の M8 は存在しません。簡単な見分け方があります。ピッチは小さい値(一般的なサイズでおよそ 0.2 mm から数 mm)で、長さはそれより大きく、ピッチはその直径について規格に載っている値でなければなりません。
公差等級
末尾の 6g や 6H のような記号は、ねじがどれだけ精密に作られているかを表します。数字は公差の等級、文字は公差帯の位置で、小文字はおねじ(ボルトやねじ)、大文字はめねじ(ナットやねじ穴)です。等級が示されていないときの標準は、おねじが 6g、めねじが 6H です。5g6g のような組み合わせは、先に有効径の等級、次に外径の等級を表します。
実際には、この等級があるために、M8 をノギスで測っても 8.00 mm ちょうどにならないのです。等級 6g では、外径は 7.760 mm から 7.972 mm の間に収まります。左ねじは末尾に LH を付け、M8 x 1.25 – LH のように書きます。印がなければ右ねじです。
計算例
| 呼び方 | 読み方 |
|---|---|
| M6 | 6 mm、並目ピッチ 1.0 mm(記載なし) |
| M6 x 0.75 | 6 mm、細目ピッチ 0.75 mm |
| M8 x 30 | M8 並目(1.25 mm)、長さ 30 mm |
| M8 x 1 x 30 | M8 細目ピッチ 1.0 mm、長さ 30 mm |
| M8 x 1.25 – 6g | M8 並目、おねじ、等級 6g |
| M8 x 1 – 6H | M8 細目、めねじ(ナットまたはねじ穴)、等級 6H |
メートルかインチか?ピッチで確かめる
M6 は 6.0 mm、1/4 in は 6.35 mm なので、ノギスで区別できます。M8 と 5/16 は難しく、8.00 mm 対 7.94 mm と、ねじ自体の公差帯より小さい差しかありません。決め手はピッチです。M8 x 1.25 は1インチあたり約 20.3 山(25.4 ÷ 1.25)で、5/16-18 は18山です。メートルのピッチを1インチあたりのねじ山数に換算するには、25.4 をピッチで割ります。ピッチは10山分を測って10で割るか、メートル用のピッチゲージを当てて調べます。
呼び方が分かったら、メートルねじの全表で、各直径の並目・細目ピッチとタップ下穴径、通し穴を確認できます。ねじがメートルではなかった場合は、ねじサイズ表のハブページで、インチねじと木ねじのグループも確認できます。
ねじ山の体系は、ISO 261(一般計画)、ISO 262(選択寸法)、ISO 724(基準寸法)、ISO 965-1(公差と表記)で定められています。数値の確認方法は、出典と方法で説明しています。
最終更新日: